面白かったです。ここ最近見た映画の中で一番面白かったかもしれません。
最近見ている映画が、それほど面白く、、と言えなくもないですがw
湯川先生と恭平君の関係がほのぼのします。夏休み感が半端ないです。
しかし、恭平くんが将来背負うものは、あまりにも大きいです。
川畑家と仙波の秘密を守るために、巻き込まれてしまった人々。
自分や、他人を犠牲にしてまで守りたいもの、それを許してはいけない、法。
その間で揺れる湯川先生の気持ち。
前作もそうでしたが、これを解いても誰も幸せにならないというジレンマ。
そして今作も、、、
川畑重治、節子、仙波の気持ちがあまりにも固く、揺るがなかった。
年月がそうさせたのかもしれませんが、秘密に耐えて生きていくって、辛そうです。
納得いかない気もしますが、ラストの成実は、みんなの気持を受け止めた結果なのでしょう。
湯川先生が成実に託した事、駅で恭平君と別れる時に、湯川先生が恭平君に言った言葉は、将来、恭平君が直面するかもしれない真実に対する援護になるのでしょうか。
何だかこの話の続き、見たいですね。十数年後とか。
後半、川畑成実の秘密を共有する事になる仙波と川畑節子の回想シーンにぐっときます。
それにしても、色んな人の人生を曲げてしまう程愛され生きてきた成実って、凄いです。
後は、岸谷がTVシリーズみたいにうるさくなくて良かったのですが、川畑家の秘密の濃さに、ちょっと影薄くなっちゃった感じです。
「出番なしかよ」
観ていない方は是非、映画館で観て欲しいです。あっという間に終わってしまいます。
個人的には、前作の容疑者Xの献身の方が好きです。
名作。
そうそう。
真夏の方程式の小説も面白いです。映画と若干違いますが、大筋は同じです。
映画を観た後に読むと面白いかもしれません。個々の心象なんかは映画だと汲み取れないので、内容が深まります。
で、もう一度映画を観ると面白いかもしれません。
ちなみに小説は岸谷ではなくて内海薫が登場します。読んでいて内海薫の映像が浮かびます。
後半の犯人、経緯も微妙に違います。ここはどっちかというと映画の方がしっくりする気がします。運び役の辻褄合わせが微妙なんですね。どっちも。
容疑者Xの献身の小説も面白いです。
石神像がだいぶ違いますが、こっちも個々の心象が面白いです。小説も、映画もよくできてるなって感じです。
映画で出番なかった内海薫TVスペシャルも面白かったです。
ご高覧有難うございました。