風立ちぬ 観てきた


宮崎駿監督が引退するって事で、もののけ姫以来のジブリ作品を映画館で見てきました。
夏休みも終わったしと思って油断していたら、結構混んでいました。
宮崎駿監督最後の長編アニメ作品見ておこう。みんな考えてる事は同じみたいです。

映画の感想は
子供が見てもよく分かんないだろうなっていう感じでした。
既婚者が見ると、ぐっとくるかもしれません。特に新婚さんなんか、子供出来そうですw
独身の方が見たら、恋したくなるんじゃないでしょうか。一途って、甘酸っぱいですね。

監督の言う、「この世は生きるに値するんだ。」
を子供たちに伝えたいとするなら、これは子供たちがもう少し大人になった頃への手紙みたいなものかもしれませんね。ずっと後で読み返してみると、ぐっとくるんだろうなと思います。与えられた時間を精一杯生きてんのかって。

庵野監督の声に賛否ありますが、気になるっちゃ気になるし、合ってるっちゃ合ってますw
感情が出ない分、何考えてるか分かんない感が面白いです。

全体的に、淡々としています。
地震、戦争、菜穂子の病気なんか負なんですが、受け入れがたいものとして描かれていません。
負に対して抗う部分が少なく、淡々と進んでいくっていうのは、そういうの全部受け入れて、歯喰いしばってでも生きていこうって言う事ではなく、単に生きてるって事はこういう事だし、そしてその潔さが素晴らしいんだ、美しいんだって事なのかなーと、ややこしい事を思いました。



ご高覧ありがとうございました。




「じろうと名の付く人間の多くは、天才的な才能を持って生まれてくる宿命なのかもしれないな。」

 「じろう違いだ。むしろ、なおこと名の付く人間の方が、素晴らしい人間が多いはずだ。」

「なおこ違いもはなはだしい。You、恥ずかしくないのか。」

「それはこっちのセリフだ!」